亀甲竜は、南アフリカの「東ケープ州から西ケープ州」の乾燥地帯に自生する多肉植物です。
和名の由来は、大きくなると塊根の上部が土中から出てきて、ひび割れを起こし、カメの甲羅のように見えるためです。
本種は、アフリカ亀甲竜とも呼ばれ、冬型の塊根植物(コーデックス)に分類されており、生長期が9月上旬～5月中旬頃です。
生長期には、ツルがどんどん伸び、かわいらしいハート型の葉を付けます。
ツルは、支柱がないと周囲のものに巻き付いて、見た目が悪くなりますので、支柱を立てて誘引します。

冬の寂しい時期に葉が茂るので、重宝します。
そして梅雨前に、ツルや葉が枯れて塊根のみになり、休眠期になります。
休眠期は2～3ヶ月程で、またツルを伸ばしていくサイクルを繰り返し、小さな塊根が、何年もかけてゴツゴツと亀の甲羅のように成長します。
ユニークな見た目が目を引きますので、お部屋のアクセントにオススメです！

学名：Dioscorea elephantipes
タイプ：ヤマノイモ科ディオスコレア属
原生地：南アフリカ
別名：ディオスコレア エレファンティペス、アフリカ亀甲竜、蔓亀草(ツルカメソウ)、象の足(ゾウノアシ)
生育タイプ：冬型
耐寒性：弱い(10度以上)
耐暑性：やや強い

【※休眠期は塊根のみになります。商品の特性上、背丈・形・大きさ等、植物には個体差がありますが、同規格のものを送らせて頂いております。また、植物ですので多少の枯れ込みやキズ等がある場合もございます】

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所で、雨に当たらない場所で管理します。
塊根部は直射日光に長時間当てると風化し表面が傷んでしまうので、葉にはしっかり日を当てる一方、塊根部は遮光気味にします。
また、冬は冷たい風にさらされると葉を落としてしまうので注意します。
夏の休眠期は、できるだけ涼しい環境に置きましょう。
塊根部を土に埋めて育てると、原生地のように早く大きくすることができます。

■用土
水はけのよい土を好みます。
多肉植物用の培養土や、赤玉土(小粒)3：鹿沼土(小粒)3：腐葉土4の割合で混ぜたものが良いです。

■水やり
夏の休眠期以外は、鉢の中まで乾燥してから控えめに水やりをします。
植え替えて1週間ほどは弱っている状態のため、水は与えないようにします。

■肥料
9～10月や、3～5月は、薄めた液体肥料を水やりがわりに与えると生育が良くなります。
冬には2ヶ月に1回程度、市販の化成肥料を少し施してもかまいません。

【お読みください】植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。 ご了承ください。

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